鍼灸の臨床において、治療効果を出すことは言うまでもありませんが、リスク管理も同じくらい重要です。
具体的には
1)症状を増悪させない
誤治(寒熱を誤る)をすると、症状が増悪する可能性があります。
また、炎症部位への施術も症状が増悪する可能性があります。
2)気胸に気をつける
胸部・背部への直刺・置鍼は気胸を起こす可能性があります。
直刺をせずに、横刺を行うか、施灸をします。
出来るだけ置鍼はしないようにして下さい。
3)鍼の抜き忘れに気をつける
置鍼部位は見えるようにします。
タオルをかける場合はその部位だけ目立つ色にします。
使用した鍼管の数と置鍼した鍼の数をチェックすると良いです。